ひがし茶屋街・主計町茶屋街☆金沢文学散策癒しのウォーキングコース
金沢市東山、浅野川からスタートして、金沢を代表する茶屋街であるひがし茶屋街界隈から卯辰山山麓の寺町エリアから金沢文学の舞台となっている主計町を散策するコースです。寺町では金沢五社の宇多須神社や泉鏡花ゆかりのお寺の蓮昌寺。ひがしの茶屋街では人気の和菓子店中田屋や不むろ茶屋、はちまんさんショップ。主計町では泉鏡花か五木寛之が愛し作品の舞台となった暗がり坂・あかり坂や鏡花の道、泉鏡花記念館、金沢文芸館を巡ります。
スタート:A-浅野川大橋・浅野川(3分/0.231㎞)→B-中田屋 東山店(5分/0.404㎞)→C-蓮昌寺(3分/0.306㎞)→D-宇多須神社(1分/0.098㎞)→E-生麩甘味処 不むろ茶屋(5分/0.512㎞)→F-暗がり坂・あかり坂(4分/0.444㎞)→G-八百萬本舗(2分/0.229㎞)→H-鏡花のみち(2分/0.160㎞)→I-泉鏡花記念館(1分/0.111㎞)→ J-金沢文芸館⇒ゴール
◆約2.5㎞/約0時間32分(立ち寄り箇所時間約3時間分)/約3569歩/109カロリー(🍙0.73個) 女性35歳、身長160cm、体重50kg、歩幅72cmとして計測
美しいアーチ型の大正ロマンを伝える浅野川大橋!!
【13:00】浅野川大橋(見学10分)
金沢城の東側をゆったりと流れる浅野川は、小説の舞台にもよく登場する風情ある景観です。地元では「男川」と呼ばれる犀川に対して、別名「女川」の愛称で呼ばれています。浅野川大橋は大正11年に建設され、国の登録有形文化財に指定され、城下町金沢に調和する大正ロマンを伝える橋です。見どころは、5月には鯉のぼりを川に流す「浅の川鯉流し」、9月には河川敷がキャンドルや灯籠でライトアップされる「女川祭」です。
- 浅野川大橋・浅野川
- 住所:金沢市橋場町先
- アクセス:橋場町バス停より徒歩1分
金沢できんつばと言えば甘さ控えめな中田屋!
【13:15】中田屋 東山店(買物約15分)
大人のお土産としておススめは、金沢では「きんつばといえば中田屋、中田屋といえばきんつば」と親しまれている創業85年の老舗和菓子店の銘品「きんつば」です。甘さ控えめで、小ぶりな作りが大人女子のお土産の定番になっています。小豆味と抹茶味があります。他にも、「鍔もなか」「大柴船」等代表的な和菓子が豊富にあります。
- 中田屋 東山店
- 住所:金沢市東山3丁目4番30号
- 電話:076-252-1048
- 拝観時間:9:00~17:00※店舗により異なる
- 定休日:1月1日、2日
- 料金:きんつば 3個入パック540円
- キャッシュレス決済可
- アクセス:東山バス停から徒歩約3~5分
- 中田屋 公式オンラインショップ
- 中田屋 YouTube公式チャンネル
泉鏡花絶筆の舞台となったお寺!
【13:35】蓮昌寺(見学約15分)
卯辰山山麓寺院群に有る日蓮宗のお寺です。見どころは、小高い山の中腹にあるため、金沢市街を一望できる眺望の良さが自慢です。また1845年建立の山門は、金沢市指定の有形文化財となっています。泉鏡花ゆかりのお寺としても知られ、絶筆『縷紅新草』(るこうしんそう)の舞台としても知られています。金沢三大仏の一つと称される丈六の釈迦如来立像があり、質実剛健な姿を毎日見ることができます。
- 蓮昌寺
- 住所:金沢市東山2-11-23
- 電話:076-251-1123
- 営業時間:3~11月9:00~18:00/9:00~15:00
- 定休日:無休
- 拝観無料
東山の毘沙門さん!
【13:55】宇多須神社(見学約20分)
ひがし茶屋街の一角にある「宇多須神社」は、718年(養老2年)に創建され、毘沙門さんの呼び名で地元の人に親しまれています。高皇産靈神をはじめ、12柱の神を祀り、病気平癒、商売繁盛、魔除け、金運向上など多くの御利益があります。
見どころは、一つ目は境内の奥にある「利常公酒湯の井戸」で、5代藩主「前田綱紀」が疱瘡にかかった時、この井戸のご神水を体にかけると治ったと言われています。2つ目は、七福神ならぬ三福神 です。3つ目は、境内に3体いる忍者です。隠れミッキーのように探してみてください。
御朱印
加賀藩前田家の家紋、加賀梅鉢の押し印が押されています。珍しいムカデの朱印は、ムカデは毘沙門天をまつる神社の神使のため、魔除けになります!
- 宇多須神社
- 住所:金沢市東山1丁目30-8
- 電話:076-252-8826
- 営業時間:境内自由
- 定休日:無休
- 城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「橋場町」バス停から徒歩約8分
モチトロ食感が癖になるしらたま生麩!
【14:20】生麩甘味処 不むろ茶屋(飲食約30分)
加賀麩 不室屋は、慶応元年(一八六五年)創業の加賀麩の専門店です。生麩甘味処 不むろ茶屋は、情緒あふれる古い街並みが美しい金沢ひがし茶屋街をご散策の合間にご一服に最適のお店です。隣接の加賀麩 不室屋 東山店では、加賀麩 不室屋の名代の品である即席おすいもの「宝の麩」をはじめとした、多様な加賀麩を販売しております。名物甘味、“しら玉生麩”は、白玉より柔らかく、とろとろの味わいが人気で、早めにいかないと売り切れになる人気商品です。
☆ソロ活おすすめ情報☆
不むろ茶屋では全ての甘味に加賀棒茶が付いています
- 生麩甘味処 不むろ茶屋
- 住所:金沢市東山1-25-4
- 電話:予約不可
- 営業時間:10:00~17:00
- 定休日:無休
- おすすめメニュー:しら玉生麩 880円
- アクセス:城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「橋場町」バス停から徒歩約5分
- 不むろ茶屋公式オンラインショップ
主計町茶屋街から平行して延びるドラマのロケ地にもなった坂道!
【14:55】暗がり坂・あかり坂(散策約10分)
浅野川沿いの昔ながらの風情ある料理屋や茶屋が立ち並ぶ主計町茶屋街。その裏道に二つの坂はあります。
「暗がり坂」は、かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に通ったとされ、昼間でも薄暗い石段が続く坂道で、「暗闇坂」とも言われてきました。
もう一つが「あかり坂」です。2008年に地元住民から依頼を受けて作家・五木寛之氏が命名しました。あかり坂の登り口にある標柱に五木寛之氏の言葉が刻まれています。「暗い夜のなかに明かりをともすような美しい作品を書いた鏡花を偲んで、あかり坂と名づけた。あかり坂は、また、上がり坂の意(こころ)でもある」。
☆ロケ地情報☆
浜辺美波、横浜流星のダブル主演で話題となった「わたしたちどうかしている」のロケ地として主計町は多く登場しています。中の橋、あかり坂、暗がり坂など。是非チェックしてみてください。
- 暗がり坂・あかり坂
- 住所:金沢市主計町
- アクセス:城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「橋場町」バス停から徒歩約3分
八百万(やおよろず)のヒト・モノ・コトが集まるセレクトショップ!
【15:10】八百萬本舗(買物約30分)
江戸時代の町家をリノベーションしたセレクトショップです。大人気のひゃんまんさんグッズから、九谷焼の若手アーチストの作品など、普段使いできる九谷焼を気軽な値段から購入できるお店です。
お店のおススメポイントは、
1つ目は、北陸出身のクリエイターさんのポップで手頃な九谷焼や「ひゃくまんさんグッズ」が揃っていること。
2つ目は、2階にある「ひゃくまさんの間」で、大きなひゃくまんさんと記念撮影できること。
3つ目は、事前予約制で「KUTANI SEAL」のワークショップに参加できることです。お皿やマグカップなど好きなキットを選び、シールで簡単に世界にひとつだけのオリジナルの九谷焼が作れます。
☆ちょこっとうんちく☆
「加賀八幡起上り」をモチーフに、石川の多彩な文化をギュッと凝縮し、百万石の豪華絢爛さをイメージさせるデザインの北陸新幹線開業PRキャラクターです!
- 八百萬本舗
- 住所:金沢市尾張町2-14-20 八百萬本舗
- 電話:076-213-5148
- 営業時間:平日11:00〜17:00/土日祝10:00〜18:00
- 定休日:水曜日
- キャッシュレス決済可
- アクセス:城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「橋場町」バス停から徒歩約2分
浅野川の主計町茶屋街寄りの約600M続く散歩道!
【15:45】鏡花のみち(散策約10分)
鏡花のみちとは、浅野川の主計町茶屋街寄りの約600M沿道のことです。鏡花の通学路だったためそう名付けられました。作品にも多くの場所で登場します。天神橋か下流に向かって梅ノ橋、浅野川大橋、中の橋と続きます。天神橋は泉鏡花の「義血侠血」の舞台となっていて、主人公である女水芸人「瀧の白糸」の記念碑が撮影ポイントです。中の橋も鏡花の「化鳥」「照葉狂言」の舞台となっています。
- 鏡花のみち
- 住所:金沢市主計町
- アクセス:バス停「橋場町」(金城楼前)下車、徒歩すぐ
泉鏡花生家跡地にある泉鏡花記念館!
【16:00】泉鏡花記念館(見学約20分)
暗がり坂からほど近く、泉鏡花が幼少時代を過ごした生家跡地に泉鏡花記念館はあります。入り口には俳画家・小松砂丘の書による「泉鏡花先生出生之地」の碑が立っています。
見どころは泉鏡花の時代や生活感そのものが感じられる周辺環境や土蔵や町家造りを生かした館内です。遺品や遺稿の展示をはじめ、代表作がジオラマなどで紹介され、『義血侠血』『高野聖』『婦系図』『歌行燈』などの名作の美しく幻想的な鏡花文学を垣間見ることができるところです。〝鏡花本〟と呼ばれる美しい初版本の収蔵館としても知られています。
- 泉鏡花記念館
- 住所:金沢市下新町2番3号
- 電話:076-222-1025
- 営業時間:9:30-17:00
- 定休日:火曜日、年末年始
- 入館料:310円
- キャッシュレス決済可
- アクセス:城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス右回り「橋場町」バス停から徒歩約3分
- 泉鏡花記念館公式YouTubeチャンネル
五木寛之の直筆原稿もあるレトロビルにある文芸サロン!
【16:25】金沢文芸館(見学約30分)
1929年竣工の旧石川銀行橋場支店の建物だった昭和レトロな建物は、2004年には国の有形文化財に登録され、2005年に金沢文芸館としてオープンしました。金沢の文芸活動の拠点、発信基地として、1階は「交流サロン」、2階は「金沢五木寛之文庫」、3階は「文芸フロア」となっています。見どころは2階の「金沢五木寛之文庫」で、ファンには必見の文庫本ジャケットの陶板や、登場人物のアイデアメモ、生原稿など見ることができます。
- 金沢文芸館(金沢五木寛之文庫)
- 住所:金沢市尾張町1-7-10
- 電話:076-263-2444
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:火曜日、年末年始
- 入館料:100円
- キャッシュレス決済可
- アクセス:城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス右回り「橋場町」バス停から徒歩約3分