京都編☆豊臣秀吉ゆかりの地を巡るウォーキングコース

京都で戦国武将ゆかりの地巡りのウォーキングコースをご紹介していますが、京都を最も反映させたのは豊臣秀吉です。多くの寺社を支援して、反映させました。今回その秀吉にゆかりの場所を巡ります。
まずは晩年の北野の大茶会で有名な「北野天満宮」をスタートして、ねね終焉の地である高台寺と圓徳院へ。次に七条に下り、秀吉を祀る豊国神社と、国家安定の鐘で有名な方広寺、淀君ゆかりの養源院へ。最後に醍醐の花見をした醍醐寺を巡るコースです。
寺社巡りだけでなく、ウォーキングナビおすすめのスイーツポイントも網羅しています。北野天満宮では北野の大茶会でも出された長五郎餅、豊国神社では神社御用達の甘春堂さんの豊太閤、醍醐寺ではIKEAと醍醐寺のコラボのカフェのオリジナルの美人画マカロンをご紹介しています。
北野エリアから、祇園、七条、醍醐と京都をぐるりと巡るコースです。広範囲にわたるルートのため、電車やバスも併用しながら回るコースです!

派手好きだった秀吉らしく、見どころがいっぱいの寺社が多く、華やかな気分になれるコースです。

❢防災対策1:北野白梅町駅バリアフリー情報(※情報提供:京福電気鉄道)はここをクリック!
❢防災対策2:北野天満宮バリアフリー情報(※情報提供:京都ユニバーサル観光ガイド)はここをクリック!

スタート:

A-北野白梅駅(11分/0.841㎞)→B-北野天満宮(5分/0.429㎞)→C-北野天満宮前バス停🚌乗車42分🚌→D-京阪四条バス停(14分/1.11㎞)→E-圓徳院(18分/1.46㎞)→F-豊国神社(5分/0.469㎞)→G-方広寺(2分/0.175㎞)→H-甘春堂 東店(8分/0.693㎞)→I-養源院(8分/0.707㎞)→J-七条駅🚃乗車32分🚃⇒K-醍醐駅(14分/1.06㎞)→L-醍醐寺(1分/0.049㎞)→M-フレンチカフェ ル・クロ スゥ ル スリジェ ⇒ゴール

◆約6.9㎞/徒歩1時間26分🚃電車・バス移動1時間14分(立ち寄り箇所時間約3時間40分)/約9,324歩/215.8gカロリー(🍙1.44個)
女性35歳、身長160cm、体重50kg、歩幅72cmとして計測


嵯峨嵐山地区に行く玄関口!

【9:00】 北野白梅町駅

  • #北野天満宮
  • #京福電気鉄道北野線
  • #バリアフリー
  • #新駅舎

京都市北区下白梅町にある、京福電気鉄道北野線の駅です。京都西陣の西、嵯峨嵐山地域の玄関口に位置する観光拠点となる駅で、桜の時期には桜トンネルになることでも有名です。

北野の大茶会開催の場所、北野天満宮!

【9:11】北野天満宮(拝観約30分)

  • #北野天満宮
  • #菅原道真
  • #学問の神様
  • #梅の名所
  • #撫で牛
  • #豊臣秀吉ゆかりの地

天暦元年(947)に創建された、全国に約1万2000社ある天神社・天満宮の総本社。「北野の天神さん」として親しまれています。学問の神様、菅原道真公を御祭神とし、多くの受験生が参拝に訪れます。梅の名所としても有名です。
見どころ1つ目は、国宝である御本殿です。豊臣秀頼公が造営したもので、八棟造と称される絢爛豪華な桃山建築です。
2つ目は撫で牛です。道真が丑年生まれで、牛は天神さんのお使いとされ、頭を撫でると学業成就のご利益があるそうです。
3つ目は茶室 明月舎です。天正15年(1587)10月1日に「北野大茶湯」が行われたことを記念して、毎月1日と15日に献茶会が催されています。

秀吉ゆかり1-北野大茶会の遺跡
豊臣秀吉は1587年(天正15年)10月1日、北野天満宮境内で九州平定と聚楽第(じゅらくてい)の竣工を祝して北野大茶会をこの北野天満宮で開催しました。秀吉は自ら亭主をつとめ、1000人以上の参会者でにぎわったとされています。その遺跡が北野天満宮楼門の東側にあります。

本堂

☆ソロ活ちょこっとうんちく☆
北野の大茶会はその参加規模と身分や貧富は関係なく、誰でも望めば参加できる点がこの時代、画期的でした。

秀吉ゆかり2-太閤井戸
移籍のそばには、「太閤井戸」という北野大茶会の際に秀吉が茶の湯用の水を汲んだと言われている井戸も残っています。

☆ソロ活ちょこっとうんちく☆
秀吉と共に茶席を担当したのは千利休、津田宗及(つだそうぎゅう)、今井宗久(いまいそうきゅう)の3人でした。

本能寺跡の石碑

☆ソロ活おすすめ情報☆
北野天満宮の門前にある「長五郎餅」は、北野大茶会の際に秀吉に献上したところ、この餅を大そう気に入って「長五郎餅」と呼ぶよう命じたことから、この名前となりました。

長五郎餅オンラインショッピング
北野天満宮(キタノテンマングウ)
住所:京都市上京区馬喰町
電話:075-461-0005
拝観時間:5:00~18:00(祈祷の受付は9:00~16:30、10月~3月は5:30~17:30)
定休日:無休
拝観料:境内自由
キャッシュレス決済不可
アクセス:京福電車「北野白梅町」駅下車、徒歩約7分
オンライン動画:北野天満宮前付近ライブ中継カメラ(京都市観光協会公式)
徒歩5分

【9:46】 北野天満宮前バス停

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🚌バス移動42分🚌

【10:28】 京阪四条バス停

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徒歩14分

北政所が秀吉を弔うために建立した寺!

【10:42】 高台寺(拝観約30分)

  • #高台寺
  • #パワースポット
  • #ライトアップ
  • #ねね
  • #逆さ紅葉
  • #小堀遠州
  • #劇場版『きのう何食べた?』ロケ地
  • #豊臣秀吉ゆかりの地

1606(慶長11)年豊臣秀吉の正室、ねね(北政所)が秀吉の菩提を弔うために創建されました。小堀遠州作庭の池泉回遊式庭園(国指定史跡・名勝)には秀吉・ねねの居城、伏見城より一部を移築し堂宇として配置。幾度かの火災に遭い、現在表門、開山堂、霊屋と茶室・傘亭と時雨亭、観月台(いずれも重文)などが残っています。
見どころは何と言っても秋の紅葉の時期で、ねねの道、竹林、臥龍池が人気撮影スポットです。ライトアップもどこか温かみがあるところが、ねね様のお寺ならではかもしれません。

見どころ1-開山堂
開山堂(かいざんどう)は、1605年(慶長10年)に建築され、入母屋造本瓦葺きの禅宗様の仏堂です。元々は、北政所の持仏堂だった建物で、後に中興開山の三江紹益の木像を祀る堂となりました。開山堂の堂内は、中央奥に三江紹益像、向かって右に北政所の兄の木下家定とその妻・雲照院の像、左に高台寺の普請に尽力した堀直政の木像を安置しています。

見どころ2-庭園
高台寺の東山を借景とした広大な庭は、2つの池、2つの渡廊が開山堂を中心に広がっています。池泉回遊式庭園の庭園は、小堀遠州作庭と伝えられる桃山時代を代表する庭園です。秀吉遺愛の観月台がある偃月池(えんげつち)と、開山堂と霊屋を結ぶ屋根付きの廊下「臥龍廊(がりょうろう)」のかかる臥龍池(がりょうち)からなる構造で、東山の景色を背景として取り入れています。1927年(昭和2年)に国の史跡、名勝に指定されました 。

石庭

見どころ2-臥龍廊
「臥龍廊(がりゅうろう)」は、開山堂と霊屋を繋ぐための長い廊下です、屋根付きの廊下の形が、龍の背に似ていることからそう名付けられました。秋には臥龍廊の周辺が紅葉で色付き、人気の撮影スポットとなっています。

見どころ3-時雨亭・傘亭(重要文化財)
時雨亭と傘亭は桃山時代に建築された茶室で、伏見城の遺構、千利休の作という説もあります。 創建当時のままの姿で、時雨亭は二階建て構造になっています。傘亭の室内には天井板がなく、 唐傘を広げたように見えることから「傘亭」 と呼ばれています。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: asiato_kiiro.jpg

見どころ4-方丈
創建当初の方丈は 大方丈、小方丈と2つの建物 に分かれており、伏見城の北政所化粧御殿を移築したものと伝えられています。方丈庭園 「波心庭」 は枯山水の庭園で、 しだれ桜が有名 です。夜間特別拝観時期には色鮮やかな砂が敷かれ、テーマに沿った美しいデザインを見ることもできます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: asiato_kiiro.jpg
高台寺
住所:京都市東山区高台寺下河原町526
電話:075-561-9966
営業時間:9:00~17:00 ※夜間特別拝観期間は~21:30
定休日:無休
拝観料:大人 600円
アクセス:市バス「東山安井」下車、徒歩約7分
3分

☆ソロ活おすすめ情報☆
他のコース「きのう何食べたのロケ地でも高台寺は紹介していますので、そちらも是非ご覧ください。

きのう何食べたのロケ地を巡るウォーキングコース

北政所終焉の地!

【11:15】 圓徳院(拝観約20分)

  • #北政所
  • #小堀遠州
  • #紙本墨画山水図
  • #長谷川等伯
  • #豊臣秀吉ゆかりの地

圓徳院は、北政所ねねが夫の豊臣秀吉没後に建立し、本人もここで余生を送った場所です。高台寺の塔頭寺院で、開基は北政所の甥木下利房。1605(慶長10)年建立、寛永9年頃寺院となりました。方丈の襖絵は長谷川等柏の筆(重文)とされ、現在は復元画を展示しています。

見どころ1-庭園
元伏見城の北政所化粧御殿の前庭を移した北庭は、小堀遠州が手を加えたもので、桃山時代の代表的な庭園として当時の原型をそのままに留めています。石組に松や楓などの樹木を配した豪快な枯山水が印象的な庭園です。

石庭

見どころ2-紙本墨画山水図
圓徳院にある桃山時代作の重要文化財絵画。方丈の襖絵で、桐形紋を一面に押した唐紙上に描かれている。長谷川等伯の作。もとは大徳寺三玄院の客殿襖絵であったと伝えられています。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: asiato_kiiro.jpg
圓徳院
住所: 京都市東山区高台寺下河原町530
電話:075-525-0101
営業時間:10:00~17:00
定休日:無休
拝観料:大人 500円
アクセス:京阪電車「祇園四条」下車、徒歩約20分
徒歩18分

太閤豊臣秀吉公を祀る豊国神社の総本社!

【11:53】豊国神社(拝観約20分)

  • #総本社
  • #豊国神社
  • #唐門
  • #出世開運
  • #豊臣秀吉ゆかりの地

京都では「ほうこくさん」と呼ばれて親しまれていますが、 「とよくにじんじゃ」が正式名です。
豊臣秀吉公を奉斎、境内には北政所おね様を祀る貞照神社も鎮座し、出世開運・良縁成就の神様として崇敬されています。神社正面には伝伏見城遺構の国宝唐門がそびえ、重要文化財「 豊国祭礼図屏風」「名物骨喰藤四郎」など多数の宝物を所蔵しています。
飛地境内の阿弥陀ヶ峯には秀吉公の墓所豊国廟があります。豊臣秀吉の命日に当たる9月18日は「例祭」が行われ、翌9月19日、茶道・藪内流家元による献茶式があります。
慶長4年、秀吉公を祀る豊国社が創建されました。豊国神社は豊臣秀吉を祀っていたため、徳川幕府の時代には取り壊されていたため、今の社殿は明治13年(1880)に建立されたものです。

見どころ1-唐門(国宝)
豊国神社にある桃山時代建築の国宝建造物。本殿正面に建つ四脚唐門。伏見城から二条城、南禅寺金地院を経て移築されたたもので、伏見城の遺構と伝えられ、欄間や扉などに豪華な装飾が施されています。

唐門

見どころ2-豊臣秀吉公之像
元は阿弥陀ヶ峰の秀吉の墓(豊国廟)のふもとにありましたが、徳川時代に秀吉に対する祭祀が禁止されると朽ちるがままになっていました。明治時代に関白として朝廷を支えた秀吉を再び祭祀する機運が高まり、秀吉が築いた大仏のある方広寺の地に現在の豊国神社が再建されました。

☆ソロ活穴場情報☆
毎月18日には、豊国さんのおもしろ市(フリーマーケット)。毎月28日には、豊国さんのおもしろ市(手作り市)が開かれています。

豊臣秀吉公之像

見どころ3-千成瓢箪
豊臣秀吉は合戦の馬印として千成瓢箪を使用したことに因んで、瓢箪の形に切り抜いた絵馬や瓢箪をかたどった形のお守りもあります。豊臣秀吉の出世にちなんで立身出世の祈願を絵馬に託す人が多いようです。

千成瓢箪

☆ソロ活ちょこっとうんちく☆
縁結び絵馬は男性用(豊国神社)と女性用(貞照神社)を2枚重ねて奉納します。

豊国神社
住所:京都市東山区大和大路正面茶屋町
電話番号:075-561-3802
開門時間:9:00~16:30
定休日:無休
拝観料:無料
アクセス:京阪電車「七条駅」下車、徒歩約7分
徒歩5分

大坂冬の陣の導火線となった国家安康の鐘があるお寺!

【12:18】方広寺(拝観約20分)

  • #国家安康の鐘
  • #大坂冬の陣
  • #大仏殿
  • #日本三釣鐘
  • #豊臣秀吉ゆかりの地

豊臣秀吉が天下を統一後、豊臣秀吉が、奈良・東大寺にならって大仏を祀るために創建しました。大地震による倒壊や火災による焼失というアクシデントの末、慶長17年(1612)に息子の秀頼によって完成しました。大仏と大仏殿は1798年の落雷とその後の火災により失われましたが、「国家安康 君臣豊楽」の銘文が大坂冬の陣のきっかけとなった巨大な梵鐘(重文)は今も残っています。

見どころ1-国家安康の鐘(重要文化財)
梵鐘は京都三条釜座鋳物師、名越(名護屋)三昌らによって1612年に製作されました。高さが4.2m、外径2.8m、厚さ0.27m、重さ82.7t、奈良の東大寺・知恩院・方広寺と日本三釣鐘(重要文化財)に指定されています。草花や鳥獣と人の現世・来世を描いた天井絵も当時のままで残されています。
梵鐘に刻まれている銘文の「国家安康」「君臣豊楽」が家康の名前を分断し、豊臣を君主とするものだと徳川家康から難癖がつけられました。これが大坂冬の陣の導火線となったと言われています。

国家安康の鐘

見どころ2-本堂
本堂には、かつての大仏の10分の1の大きさで江戸期に造られた盧舎那仏坐像や、大仏殿の欄間に施されていた左甚五郎作の龍の彫刻(部分)などが残っています。 明治・大正期の日本画家・吉川霊華(きっかわれいか)が描いた、巨大な掛軸「神龍図」も展示されています。

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方広寺
住所:京都市東山区正面通大和大路東入茶屋町527-2
電話番号:075-561-1720
開門時間:9:00~16:00
定休日:無休
拝観料:無料
アクセス:京阪電車「七条駅」下車、徒歩約8分
徒歩2分

方広寺や智積院の御用達の江戸慶応元年創業の和菓子屋!

【12:40】甘春堂 東店(買物約20分)

  • #甘春堂
  • #方広寺参道
  • #大仏餅
  • #茶寿器

古く大仏正面に和菓子造りの暖簾を守る和菓子屋で、江戸慶応元年創業の京菓子の老舗。神社とのつながりも強く、方広寺や豊国神社、智積院などの御用達とされています。
銘菓として有名なのが、大仏餅と祝菓茶寿器。茶寿器はお薄が点てられ茶心を楽しんだ後に、干菓子として食べることのできる独特な発想が人気の和菓子です。

京都の大仏餅は文禄4年(1595年)太閤秀吉の命により造立された京の大仏・盧舎那大仏が安置されていた方広寺門前の老舗が自慢の餅を販売したのが始まりとされています。甘春堂の大仏餅は当時と同じ製法にこだわり、材料に品質の良いもち米を使い、杵と石臼にて職人が丁寧につき、『京大仏』の焼き印を押した昔ながらの餅菓子です。

☆ソロ活おススメ情報☆
茶壽器の洋風バージョン「西方瑠璃」もあり、コーヒーや紅茶好きにはこちらがおススメです。

甘春堂
住所:京都市東山区大和大路通正面下る茶屋町511-1
電話:075-561-1318
営業時間:9:00~17:00/喫茶店「茶房 撓」10:00~17:00(LO:16:45)まで
定休日:年中無休(1月1・2日を除く)
アクセス:京阪電車「七条駅」下車、徒歩約8分
料金目安:大仏餅 1個130円
徒歩8分

3つの家紋がある養源院!

【13:08】養源院(拝観約20分)

  • #養源院
  • #俵屋宗達の杉戸絵・襖絵
  • #3つの紋
  • #血天上
  • #お江
  • #浅井長政
  • #豊臣秀吉ゆかりの地

1594年(文禄3)淀殿が父浅井長政追善のため創建したお寺です。のち焼失して、1621年(元和7)徳川秀忠夫人お江(崇源院)が伏見城の遺構を移し再建しました。以来、徳川家の菩提所となり歴代将軍の位牌をまつる寺院となっています。養源院の寺院名は浅井長政公の戒名です。

見どころ1-血天井
本堂(客殿)の廊下の天井は全て血天井となっています。血天井とは関ケ原の合戦の前哨戦である伏見城の戦い(1600年)で豊臣方の軍勢に打ち取られる直前に伏見城内の廊下で自刃した徳川方の兵士らをお弔いされるもので、自刃した兵士らの血で染まった廊下を寺の天井に上げて残されているものです。ある その時の徳川方の大将であった鳥居元忠公御自害の痕と伝わるものもお弔いされ残されている 

見どころ2-3つの御紋が入った位牌
養源院に安置されている崇源院(お江の方)と2代将軍家忠の位牌には、3つの紋が入っています。天皇家の「菊」、徳川家の「葵」、豊臣家の「桐」、この三つの紋が刻まれた位牌は大変珍しいものです。淀殿ゆかりの豊臣家、崇源院(お江の方)と2代将軍家忠ゆかりの徳川家、そして天皇家に嫁いだ家忠の娘、和子ゆかりの天皇家の3つの紋です。

山門

見どころ3-参道の紅葉
養源院の参道は美しい紅葉トンネルができることから、紅葉の穴場スポットとして人気です。

養源院参道

見どころ4-俵屋宗達の杉戸絵・襖絵(重要文化財)
本堂(客殿)には俵屋宗達が描いた障壁画がある杉戸絵は白象図、唐獅子図、波と麒麟図8面あります。襖絵は本堂(客殿)の“松の間 ”(徳川歴代将軍の位牌所)の襖に描かれた絵で、“岩に老松図 ”とよばれる躍動感ある松と抽象的な表現の際立つ岩が宗達独特の技法で描かれており、背景が全て金箔で仕上げられた豪華なものです。 俵屋宗達の現存する唯一の襖絵 です。 

御朱印

☆ソロ活ちょこっとうんちく☆
阿弥陀寺の御朱印は「阿弥陀如来」と「信長公本廟」の2種類あり、命日の6月2日は、信長忌の日付印が押されます。

養源院
住所:京都市東山区三十三間堂廻り町6564
電話番号:075-561-3887
開門時間:9:00~16:00
定休日:不定期 ※休業日はWEBサイトで事前に確認してから訪問ください。
拝観料:600円
アクセス:京阪電車「七条駅」下車、徒歩約10分
徒歩8分

【13:36】七条駅

  • #東西線
  • #烏丸線
  • #駅直結
  • #新風館

京都市東山区七条大橋東詰にある京阪電気鉄道京阪本線の駅です。京都国立博物館、三十三間堂、智積院などの最寄駅となっています。

🚃電車移動32分🚃

【14:08】醍醐駅

  • #バスターミナル
  • #烏丸線
  • #京都御所
  • #同志社大学
  • #豊臣秀吉ゆかりの地

🚃京都市伏見区醍醐高畑町にある京都地下鉄東西線の駅です。醍醐寺の最寄駅です。

14分

醍醐の花見で有名な豊臣秀吉が設計した庭がある醍醐寺!

【14:22】醍醐寺(拝観約40分)

  • #豊臣秀吉が設計した庭
  • #三宝院
  • #醍醐の花見
  • #世界遺産
  • #豊臣秀吉ゆかりの地

真言宗醍醐派の総本山である醍醐寺は、貞観16年(874)に理源大師・聖宝によって開創されました。
開創後、醍醐・朱雀・村上の三代にわたる天皇の深い帰依によって上醍醐に薬師堂、五大堂、下醍醐に釈迦堂、五重塔などが建立され、大伽藍となりました。以後皇室をはじめ貴族や武士の支援を得て、三宝院をはじめとする諸院や種々の堂宇が建立され、真言密教の中心的寺院として今も多くの信仰を集めています。
桃山時代の義演准后は、秀吉の帰依のもと「醍醐の花見」が行われました。
平成6年(1994)に「古都京都の文化財」として、ユネスコの「世界文化遺産」に登録されました。

見どころ1-金堂
醍醐天皇の御願により延長4(926)年に創建された建物。当時は釈迦堂といわれていましたが、永仁、文明年間に2度焼失しました。現在の金堂は豊臣秀吉の命によって紀州(和歌山県)湯浅から移築され、秀頼の時代、慶長5(1600)年に完成しました。中央には本尊の薬師三尊像(重要文化財)が安置されており、その左右には四方を守護する四天王立像が配されています。

金堂
金堂札

見どころ2-五重塔(国宝)
醍醐寺最古、京都府下でも最古の木造建造物の五重塔は、醍醐天皇の菩提を弔うために建てられ、天歴5年(951)に完成しました。総高は約38m。特筆すべきは塔頂部の相輪で、その高さは約13mと塔全体の約3分の1を占めています。内部に描かれた壁画も国宝に指定されていて、日本の密教絵画の源流をなすものといわれています。

五重塔

☆ソロ活穴場情報☆
毎月29日には五重大塔開扉納経法要が行われますが、当日醍醐寺で写経をされた奉納者のみ、五重塔内部を四方の扉の外側から拝観することができます。

見どころ3-三宝院 唐門(国宝)
門跡寺院の三宝院にあり、朝廷からの使者を迎える時のみ扉を開いたとされる門(勅使門)です。創建時は、門全体が黒漆塗で菊と桐の四つの大きな紋には金箔が施されていました。平成22(2010)年、創建当時の姿に修復されました。

唐門
唐門札

見どころ4-三宝院 庭園
三宝院は永久3年(1115)、醍醐寺第14世座主・勝覚僧正により創建されました。三宝院庭園は、慶長3年(1598)、豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して自ら基本設計をした庭で、その庭の中心には室町時代より歴代権力者によって引き継がれてきた「天下の名石・藤戸石」があります。現在では阿弥陀三尊を表わす「三尊組」として祀られています。

三宝院 庭園

☆ソロ活ちょこっとうんちく☆

見どころ5-三宝院 表書院(国宝)
庭に面して建っている表書院は寝殿造りの様式を伝える桃山時代を代表する建造物です。下段・中段・上段の間があり、下段の間は別名「揚舞台の間」とも呼ばれ、畳をあげると能舞台になります。中段の間、上段の間は下段の間より一段高く、能楽や狂言を高い位置から見下ろせるようになっています。

三宝院 表書院

見どころ6-弁天堂
醍醐寺内一番東にある弁天堂は、紅葉の時期には朱塗りの弁天堂が水面に映る姿が美しいと、紅葉の名所となっています。堂内には、音楽などの学芸や知識の女神であるとして広く知られている弁才天(七福神の一つ)が祀られています。

弁天堂

見どころ7-9つの御朱印
醍醐寺では、下伽藍の観音堂と三宝院の2カ所で御朱印を受けることができます。三宝院では、三宝院本尊・弥勒菩薩のご朱印が受けられます。目的に合わせた御朱印を頂くようにしましょう。

御朱印-三宝院・弥勒菩薩

☆ソロ活穴場情報☆
季節限定の切り絵御朱印は、醍醐寺では春の桜の時期と、秋の紅葉の時期に毎年登場します。

醍醐寺
住所:京都市伏見区醍醐東大路町22
電話番号:075-571-0002
開門時間:9:00~17:00
定休日:無休
拝観料:無料
アクセス:地下鉄東西線「醍醐」駅下車、徒歩10分

IKEAと醍醐寺のコラボしたフレンチカフェ!

【15:02】フレンチカフェ ル・クロ スゥ ル スリジェ(飲食約1時間)

  • #IKEA
  • #神社内カフェ
  • #フレンチカフェ
  • #ル・クロ
  • #フレンチカフェ ル・クロ スゥ ル スリジェ

2017年4月、醍醐寺の霊宝館敷地内にオープンした本格的フレンチカフェです。IKEAの提携に、内装を全てIKEA(本社:スウェーデン)で揃えた店内は、シンプルかつスタイリッシュで、明るく光が差し込む店内は居心地抜群です。文化財の図録をはじめ醍醐寺関連書籍や各種雑誌を揃え、自由に読むことができます。ネット上から予約の可能なので、桜や紅葉の時期に世界遺産の中にあるカフェで、ゆったりと食事やお茶が楽しめる貴重な場所です。店名の「スゥ ル スリジェ」は桜の樹の下という意味です。醍醐の花見として人気の醍醐寺のカフェに相応しい名前です。

見どころ1-メニュー1
メニューは、パリと大阪にフレンチレストランを持つ「ル・クロ」のオーナーシェフ、黒岩功さんプロデュースです。

見どころ2-メニュー2
パスタやカレーといったフードメニューから、ガトーショコラやチーズケーキ、マカロンなどのデザートも充実しています。フードメニューにはどのメニューにも、醍醐寺が薬師如来がご本尊なことから、薬膳ハーブスープがついています。

見どころ3-醍醐寺マカロン
醍醐寺霊宝館秋期特別展開催中、美人画をあしらった期間限定マカロンを販売されていました。マカロンの柄は、季節やイベントにより変わります。

フレンチカフェ ル・クロ スゥ ル スリジェ
住所:京都市上京区上御霊前通小川東入下清蔵口町135
電話:075-571-1321
開門時間:11:00~16:00(ランチ14:00受付終了)
定休日:毎週月曜日・年末年始
メニュー:醍醐寺 薬膳カレー 薬膳ハーブスープ付き1,155円(税込)/プチスイーツ三種盛り/660円(税込)
アクセス:地下鉄東西線「醍醐」駅下車、徒歩10分

【16:00】ゴール!

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